2025年1月5日 スタートのNHKの大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」
このドラマの感想を書いていきたいと思います。
このドラマは「写楽、歌麿を世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった蔦重こと蔦屋重三郎の波乱万丈の物語」です。
NHK大河ドラマ「べらぼう」第1話 感想
オープニング
ドラマ冒頭、吉原の街が炎上しているシーンから始まりました。
ちょっと見てみようか。という軽い気持ちで見始めたのですが、迫力のある炎上シーンに一瞬で物語に引き込まれてしまいました。
余談ですが…。
炎上している吉原の街から逃げるため、炎の中を駆け抜けるシーンがありました。
このとき、頭から全身に水をかぶるまでは良かったのですが、履き物まで脱ぎはじめてしまったのです。
履き物を脱いだら足の裏を怪我してしまうのでは?と思ってしまいました。
NHKで裸死体!?
驚いたのは、女性4人の死体が “服をはぎ取られ裸で地べたに横たわっているシーン”
亡くなった女性を土に埋めるため、裸のままの遺体が無造作に置かれていました。
なんて残酷なんだ。
と思う一方、え??コレNHKだよね???と、我に返りました。
この演出には驚きました。
今や民放の深夜番組でもこんな露出はしないのに、NHKが!?としばし茫然…。
もちろん遺体はうつ伏せの状態でしたが、ヒップはちゃんと映っていたので衝撃でした。しかも4体。
体当たりの演技を見せたのは、4名の女優さん
朝顔役 愛希(まなき)れいかさん(元宝塚歌劇団月組トップ娘役)
朝顔は体を壊して衰弱し命を落としました。うつぶせで横たわり背中を露出した姿が放送されました。
現役セクシー女優さんを起用
吉高寧々さん、藤かんなさん、与田りんさん
NHKも思い切りましたね。
忘八
女郎屋の主たちが集まり食事をしているシーン
このメンツたちには心底頭にきました。女郎を見下しているにも程がありました。
忘八とは “八つの徳を忘れた外道” のこと。
仁、義、礼、智、信、忠、孝、悌(てい)
「女郎にはかぼちゃ食わせとけばいいんだ。」
「女は死んでもいい。どこにでもいる女。どんどん死んで入れ替わってくれた方が客も楽しみ。」
これは、大文字屋市兵衛(伊藤淳史)が言い放った言葉ですが、あまりの嫌悪感に役柄を忘れ、俳優の伊藤淳史さんに対して怒りがこみあげていました。
本当に嫌な奴!という演技でした。
「若様、なりませぬ なりませぬ。」
え?これは誤解するでしょ…。というシーン。
「若様なりませぬ。」
「何も良いではないか。」
「なりませぬ。」
と、木陰で男性の後ろ姿だけが映り聞こえてくる声。
すごく思わせぶりな演出ですが、実はコレ、田沼意知(宮沢氷魚)が使用人の女性に食べ物を渡しているシーン。
もう、私はてっきり…。(笑)
NHKがこんなシーンを作るなんて。
圧巻な演技、渡辺謙
女郎屋の主たちに、女郎の待遇について訴えかけた蔦屋重三郎(横浜流星)でしたが、全く聞き入れてもらえず追い出されてしまいます。
そこで向かった先が “絶対的権力者” 田沼意次(渡辺 謙)の屋敷。
このシーンの冒頭で賄賂を受け取った田沼意次。腐った役人かと思いきや、そうでもなさそうで。
「警動(けいどう)」を願い出た蔦屋重三郎(横浜流星)に対し、“国益のため” だと断る田沼意次。
その理由を一つ一つを的確にあげ、納得させていきました。
「警動(けいどう)」は、
江戸時代の治安維持を目的とした町奉行所による取り締まりを指す言葉。
- 正すべきは不当に高い忘八たちの取り分。
- 吉原に足を運ぶ価値がないから。
- 人を呼ぶ工夫が足りない。
- お前は何かしているのか。
そして蔦屋重三郎(横浜流星)から出てきた言葉が「ありがた山の寒がらす」
渡辺謙さんすごかったです。静かな演技でしたが、その場の雰囲気が引き締まるのを感じました。
次への活路
家に戻った蔦屋重三郎(横浜流星)は、”警動” を頼みに行ったことがばれてしまい、三日三晩、樽に閉じ込められてしまいます。
ですが、樽の中で過ごしたことで “吉原細見” という活路を見出したようです。
こういう閉じ込められるシーンを見ると、トイレはどうするのかしら?といつも考えてしまいます。
備考
初回の視聴率は12.6%
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」
- 放送開始 2025年1月5日~
- 放送日 毎週日曜 午後8時
- 放送局 NHK
- 出演者 横浜流星、小芝 風花、他
- 脚本 森下佳子
再放送
【放送予定】2025年1月5日(日)スタート
[総合]日曜 午後8:00 / (再放送)翌週土曜 午後1:05
[BS]日曜 午後6:00
[BSP4K]日曜 午後0:15 / (再放送)日曜 午後6:00
※放送から1週間見逃し配信
最後まで読んでいただきありがとうございました。